山崎直子さんインタビュー

 −宇宙に興味を持ったきっかけは何ですか? 

千葉県の松戸市で生まれ、父の転勤で幼稚園から札幌市で暮らしました。小学2年生の時、近所の学校のグラウンドで開かれた「星を観(み)る会」に家族4人で参加しました。そこで初めて天体望遠鏡をのぞき、月のクレーターと土星の輪に感動したのを今でも覚えています。その後、松戸市に戻ると、ちょうど近所にプラネタリウムができました。わくわくしながら家族で見に行きました。一人でも何度も行きました。当時のアニメ「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」も好きで、一つ一つのきっかけが重なり、宇宙に興味を持ち始めました。

 −福井県の子どもたちへ、メッセージをお願いします

技術の進歩が進み、これからますます動きが速くなる時代だからこそ、子ども時代の体験はとても大切です。私自身も小学生の時に星空を観察した経験などを通して、宇宙への夢を膨らませました。皆さんも自分の目や手足を使って、いろんな体験を積んでほしいです。

宇宙は切り口がとても広くて、天文学者、人工衛星を作るエンジニア、宇宙食や宇宙で着る服を作る人など、本当にたくさんの幅広い技術が関わっています。ぜひ皆さんにもちょっと空を見て視野を広く持って、自分自身の興味を広げてほしいです。応援しています!!