宇宙絵画コンクール、福井で表彰式 入賞作を11月20日まで展示

最優秀賞の賞状を受け取る坪川さん(中央)=11月17日、福井県の福井新聞社・風の森ホール
最優秀賞の賞状を受け取る坪川さん(中央)=11月17日、福井県の福井新聞社・風の森ホール

宇宙や科学技術に携わる人材育成を目指す「ゆめ つくる ふくいプロジェクト」の「第2回福井県小・中学生宇宙絵画コンクール」(福井新聞社主催)の表彰式が11月17日、福井新聞社・風の森ホールで行われた。坪川和愛さん(福井市)ら最優秀賞6人をはじめ、入賞者の夢あふれる想像力をたたえ表彰状を贈った。

福井新聞社の吉田真士社長は「宇宙は未知の世界で、無限の可能性を秘めている。福井の未来を担う皆さんの可能性も無限大。その可能性を育てていけるかは皆さんの気持ち次第」とあいさつ。審査委員長を務めた洋画家の清水正男さんは「一生懸命描いて表彰された今回の宇宙絵画のように、自分が考えていることを諦めず実現していってほしい」とエールを送った。

最優秀賞に輝いた細川敬史君(小浜市)は「いつか宇宙に行くときに困るから」と、宇宙に漂うごみを回収する機械を壮大に描いた。小川祐生さん(福井市)は美術部活動の集大成として作品を仕上げ、「将来も美しい自然が残る地球を宇宙から見ることができるなら(宇宙へ)行ってみたい」と受賞の喜びを表現した。

コンクールには、県内の小中学校と特別支援学校から計4325点の応募があった。宇宙での暮らしや乗り物などを豊かな想像力で描いた力作が寄せられ、最優秀賞6点、優秀賞12点、特別賞18点、優良64点など入賞計931点を選んだ。この日は優良以上の100人に賞状などを手渡した。

秀作以上の入賞作301点は20日まで、福井新聞社のエントランスと風の森ギャラリーで展示される。