どこでもプラネタリウム、小浜上映会盛況 若狭図書学習センターで開催

ドーム内に広がる星空を堪能する子どもたち=11月24日、小浜市の福井県立若狭図書学習センター
ドーム内に広がる星空を堪能する子どもたち=11月24日、小浜市の福井県立若狭図書学習センター

福井県内の大学生、福井高専生、高校生と福井新聞記者が取り組む「どこでもプラネタリウム(どこプラ)プロジェクト」(アストロアーツ、清川メッキ工業、鯖江精機、ナカテック、富士通福井支店、福井文化服装学院特別協力)は11月24日、移動式プラネタリウムドームの出張上映会を福井県小浜市の福井県立若狭図書学習センターで開いた。家族連れら約90人がドーム内に広がる星空を堪能した。

どこプラは、宇宙や科学技術に携わる人材育成を目指す福井新聞社の「ゆめ つくる ふくいプロジェクト」の一環。約1年掛けて製作したドームは直径5メートル、高さ3・5メートルの布製で、一度に約30人が入れる。
この日の上映は、福井ライフ・アカデミーふるさと未来講座として行われた。空気を送り込んで膨らんだドームを見た子どもたちは「おっきい」と歓声を上げて中に入り、プロジェクターで投映された星空に見入った。

どこプラのメンバー竹内陽香さん(高校2年)と小川実咲貴さん(同)が解説を担当し、四季の星座や24日に見える星空を紹介した。小浜小5年の女児は「解説が分かりやすくて、とてもきれいな星空だった」と声を弾ませていた。