
野外体験や科学実験を通して宇宙への興味を育む福井新聞社の「スペースキッズ」(福井信用金庫特別協賛)の夏イベント「星空キャンプ」が8月3日、福井県大野市の県奥越高原青少年自然の家などを舞台に2日間の日程で始まった。小学5、6年生約80人が天体観測やペットボトルロケット作りに取り組んだ。
イベントは、宇宙分野や科学技術に携わる人材育成を目指そうと福井新聞社が展開している「ゆめ つくる ふくいプロジェクト」の一環。昨年に続き開いた。
天体観測は県自然保護センターで行われた。口径80センチの県内最大の望遠鏡を目にした児童は「大きい」とびっくりした様子。地球に「大接近」した火星や木星のしま模様もはっきりと確認でき、望遠鏡から見える惑星の美しさに感激していた。
ペットボトルロケット作りでは、県児童科学館(坂井市)職員の説明を受けた後、思い思いのデザインを考え自分だけのロケットを完成させた。渡辺悠樹君(福井市)は「100メートルは飛ばしたい」と話し、4日に開かれるペットボトルロケット大会を心待ちにしていた。
福井信金による金融教室もあった。